Archive for the ‘フォトン イメジカ’ category

ソーラーパネル取付

2010年2月18日

ソーラーパネル取付
 神戸に行っている間に、ソーラーパネルの取付が行われました。家内の写真です。
 さらに、この日は先日の基礎コンクリート打ちに続いて、土台のコンクルリ-トの打設があり、孫の相手もあり大忙しのようでした。すいませんでした。
アルミ瓦瓦を取り、当て板アルミ瓦と架台架台フレーム
 
ソーラーパネル母屋改築用の土台打設用の生コンポンプ車
翌朝

医用工学見学会

2010年2月18日

医用工学見学会
 岡山医用工学研究会の見学会に参加しました。神戸の理化学研究所とシスメックス㈱の2箇所で昼食は神戸西神オリエンタルホテルのバイキングでした。
 午前中の理化学研究所神戸研究所 分子イメージング科学研究センターhttp://www.cmis.riken.jp/は、神戸のハーバーアイラドの南半分に神戸市が国際医療産業都市構想の下に産業誘致しその中核が理化学研究所 神戸研究所です。南の沖合いには神戸空港があり、近く島の北端にある市民病院をこの地区に移転し研究と臨床を一体化しようとしています。センターの隣には次世代スパーコンピュタの建設が進んでいます。事業種分けでどこかの国会議員が「なぜ1番を目指さなければならないのか」とバカな質問したことで有名です。なぜオリンピックで金を目標とするかのようなもどで、税金を積んでも金はとれません。しかし、2番目では物まねが可能で技術的革新・創造がなければ1番にはなれないことは明らかです。一つの発見で、例えばエジソンの電気によって、多くの人がうるおっています。
 分子イメージング科学研究センターは、新薬開発にPET(ペット 陽電子画像診断 CTと核標識物資との組み合わせ)によりマウスに投与した場合の効果を画像診断に使用しています。核ラベリング物質に半減期があるため、サイクロトロンとそのラベリング新薬の急速自動合成技術、さらに小動物ならではの高感度(1.2~1/100mm)の画像診断技術です。数種類の半減物質の投与効果を同時に診断できるそうです。人とは6cmの鉛の隔壁で放射線から守っています。アルツハイマーなど多くの難病治療薬の開発が期待されると共に、欧米に比較して日本での新薬がほとっど無い遅れを取り戻し、新薬開発期間とその費用縮減、引いては医療費の縮減が期待されます。岡山大学医学部のガンを標的とする先端医療を開発・研究するため、近くこの設備が導入されます。国内有数のガンの臨床応用が進むでしょう。
 午後は、西神工業団地にあるシスメックス㈱テクノパークhttp://www.sysmex.co.jp/news/press/2006/060905.htmlを見せていただきました。操車場跡地公園の約半分の7.2haの敷地に10階建ての大きな研究棟が目立ちますが、あたかも公園の中なる研究所といった感じです。知の創造のメッカです。赤血球、白血球を数える機器とノウハウを世界中に展開している神戸のグローバル企業です。最近は、乳がんの転移遺伝子診断機器の上市展開しています。経験的な診断から、機器診断が早く確実にできるようになるそうです。現在570人ですが1000人まで対応でき、各フロアーはラボスペースとオフィススペースに区切られていて、研究テーマとプロゼェクトで自由に配置できるようになっています。まさに、人・物ともにフレキシブルです。吹き抜け空間があり、全階の一体感もあります。その他、事務棟、商品開発棟、大食堂棟、電波暗室棟や保育所、茶室、さらに知を創造するモニュメントが広大に敷地に配置されています。日本にいるのを忘れる空間でした。北長瀬駅前に岡山総合医療センター(国立岡山医療センターと紛らわしい)ができるとこのようになるのでしょうか。
    理化学研究所 分子イメージング科学センター
 
   シスッメクス㈱テクノパーク
 

有機薄膜太陽電池

2010年2月3日

有機薄膜太陽電池
 岡山県とNEDO九州支部の主催の新エネルギーセミナーにおいて、三菱化学のOPV事業推進室の山岡弘明統括部長が「有機薄膜太陽電池の開発と今後の展望」と題して講演がありました。(講演要旨はSkyDrive)
 次世代の太陽電池として期待されている薄膜系は特許戦争が一段落し、実用化競争となっています。
 有機薄膜固体型として5.7%を達成し、15%の変換率を2015年に目標を達成するスケジュールができているそうです。p層にベンゾポルフィリン、n層にフラレーン誘導体を使い、中間層のi層に着目し光分離・電荷分離性能の向上を目指しています。フラレーン誘導体は人工光合成近似物質として着目されていたものです。無機質半導体を除いて、電荷移動と消滅が課題でさらなる実用化には課題が残ると考えられます。
 上市すると、オランダの風車の帆布を張るように縦軸中心に回転風車とすると太陽光と太陽の方向の地熱の上昇による風を利用すると風を電気に変換できます。まさに樹木、トウモロコシの光合成の再現です。変換効率、耐久性がシリコーン系に比べて低くともリサイクルシステムと組み合わせると原子力発電より安く電力を供給できる可能性があります。
 抜本的、技術革新によって地球温暖化問題をに乗り越えることが可能になります。