12月 2014 のアーカイブ

アクラ剪定

2014年12月31日

12月7日・27日・28日にアクラ(クロガネモチ黒鉄黐)の剪定を行った。7日は昼より藤田公民館で「児島湖流域フォーラム」があり、ふなめし交流会は「ふなめし・創作ふな料理試食会」で舌鼓を打ちました。フナミンチ料理もギョーザができたりと楽しみだった。そもそもフナ飯はフナが寒い時期餌を食べず泥臭さが抜け脂の乗った寒鮒を使った岡山独特の郷土料理だった。特に大川の野殿ブナは琵琶湖のフナ寿司以上に有名だった。所が、大川は埋め立てられ、児島湖も汚染が進んでフナの病気や奇形が発生し始めた。
笹が瀬川、倉敷川流域の下水道整備、汚染対策・住民の環境意識の向上の成果としてやっと数年前よりCOD8となり地域団体がフナ飯の試食会を初めて工夫がなっれてきた。
講演会・討議とつづいた。6軒となってしまった漁師さんも国が浚渫したことに感謝されていました。農業・漁業が維持できるレベルまで水質が回復し現状維持状態。ゴミ・藻・葦の回収、ユスリカの問題など持続的にいつまで続けられるか。ESDの関係か海外の人も美味しそうにフナ飯を食べていた。

その後、寒波と雨で中断していたのが27日久しぶりに無風:快晴で、翌日28日の午前中で剪定が終わった。
そもそもクロガネモチ(アクラ)はモチノキ科の常緑高木で、日本では関東以西に生息してる。枝や葉が黒みがかってつやがあることからこの名が付きました。イチョウなどと同じく木によってオスの木とメスの木に分かれています。5月から6月ごろ、淡紫色の小花を咲かせ、花が散るとメスの木には赤い実がつく。岡山では「アクラ」と呼ばれ市木となっており、通りの名にもなってる。
魚見山より見えるほどの大木だが、実はわすかに数つぶか確認できない。
枝先に滑車を取り付け、チェンソーで切ってゆっくり降ろした。切れた瞬間体の方に来ないよう気を使った。
5年ほどは剪定せず済むであろうか。P1040292 P1040301 P1040302 P1040306 P1040307 岡山市民病院 27年5月オープン(8階)

 

 

国際世論は如何に

2014年12月20日

 NHK大河ドラマ「軍師管兵衛」が明日で最終会となった。備前軍記とオバーラップして、当時の備中・備前の勢力争いの中で、宇喜多は豊臣方に付き一時中央集権となったが、それも一時で徳川政権となっていった。

ここで、高松城水攻めが着目されたが、備前の最前線としての役割の富山城・野殿御殿について触れられることはなかった。そこで最後の城主となった浮田左京亮詮家の誕生と富山城主として活躍時代、津和野城主としての偉業と語りは尽きない。その中で、詮家の母が虎倉城主の伊賀久隆の妹であることが伏せられてきた。それは余にも残酷な末路といえる。松田・伊賀・宇喜多はいかなる策略があったかはともかくとして相互に姻戚を結んだ。そして、200年間西備前を統治してきた松田を伊賀が射殺し玉松城は落城した。所が、織田の天下布武の名の元に崩れ去り、疑心暗鬼の結幕は浮田忠家が妻の兄の毒殺することを了承した。戦国時代とは言え詮家はその事実をどのように捉えたであろうか。

浮田忠家・詮家親子は富山城そしてその根小屋野殿御殿で20年間過し、伏見・大阪住吉屋敷と共に歴史を刻んだ。この間、戸川逹安(庭瀬藩主)の妹を嫁にもらい朝鮮出兵後妙円として亡くなった。姫は常山城より笹が瀬川を花嫁御舟で途上し野殿御殿の詮家の元に嫁いだであろうか。

現在は環状河川跡の大川は埋め立てられ、城の内の字名が残るのみで幸いにもの中の御殿跡としてか「野殿」の地名として繁栄している。また、一方の矢坂山の頂上の富山城跡は、万成石の産地として崩壊の危機にあった所を岡山市教育委員会によって日本で初めて城郭の発掘調査が行われ教育文化県岡山の足跡となっている。一度破壊された城跡は戻すことが出来ず、詮家が20年間すごした富山城は、天空の城の様相で断崖絶壁の上に立ち、砂上(岩盤)の楼閣となり風化が進み保全が大切な時期となって来た。

万成石は畳表のイグサ同様岡山の重要産業のとして教科書にも載っていたが、その役目は終わったと見る。

今回の浮田左京亮詮家に関する調査で中世におけるこの城の役割が大きく歴史遺産として保全してゆくことの重要性を痛感している。

今の幸せを感じる

詮家(あきいえ)誕生秘話

浮田左京亮詮家(坂崎出羽守)

富山城跡残図 P1040289 P1040290

寒さ対策

2014年12月8日

急激に寒くなり、紅葉は見事だったが、回顧的寒さ対策は間に合わなかった。また今年は門長屋の一室約20㎡床を張り事務所にしたことにもよる。また、パソコンがブレイクダウンして入替、再立ち上げ、やっと動きだしたがアドレスは無くなったまま。よくばって画像編集用にパソコンを追加したこともある。
ところで富山城主の浮田左京亮詮家の誕生に驚嘆の事実がわかり「詮家誕生秘話」が完成した。
寒さを感じる暇が無いと言いたいところだが、火鉢を持ち出し炭火で暖を取り、石でできた炉を持ち出し炭火で焼き鳥、フナ飯を作り楽しんでいる。また、友人の奥さんが抹茶をご馳走して下さったのが病みつきとなり野点に挑戦しよと練習している。
また、練炭を持ち出し勢いよく燃えるのもたのしいものだ。
まだ冬の入り口なのに一つ一つが楽しくなってくる。P1040158 P1040171 P1040190 P1040201 P1040203 P1040210 P1040211 P1040098 P1040099 P1040104 P1040108