矢坂山の植物調査から
「しぜんくらしき」倉敷市立自然史博物館友の会http://www2.city.kurashiki.okayama.jp/musnat/tomohome.htm76号(2011.3)に「矢坂山の植物調査から」が掲載されています。
その中で紹介されているミヤマウズラは、林床に生える小型で常緑の多年草。岡山県南部では比較的普通だが、荒れた二次林にはあまりなく、よく発達したアカマツ林、もしくはごく最近まで立派なアカマツ林だった林分に散見する。地形的には、急傾斜地には分布せず緩傾斜地に生育し、尾根筋の平坦な面に見かけることが多い。
葉は長さ3-6cm、幅2-5cmで、丸っこい印象を受ける。葉の表には白い斑が入っており特徴的で、一度見れば忘れないだろう。ただ、特に日当たりのいい場所などでは、白い班が不明瞭になることもある。根は太く、数が少ない。根は横に伸びて、近くに新しい株をつくるので、何株かまとまって生えることが多い。生長はゆっくりとしているようで、多量の落葉が降り積もると埋もれないかと心配になってしまう。http://had0.big.ous.ac.jp/students/zemi03/oota/index2/kenindex2.htm
探して見ては如何でしょうか。
矢坂山固有のの三つ葉ツツジが4月はじめより咲き、中旬には満開となります。これからにシーズン多くの植生・花を楽しみしましょう。