ツツジ祭 & 講演会
平成29年3月1日
「市久会」「矢坂山を語る会」
寒四温で日ごとに温かくなり、矢坂山の山桜と山ツツジが楽しみな季節になってきました。
午前は、鯉ヶ池周辺、富山城跡、尾根の山ツツジが楽しみです。
午後は、講演会を開きます。
奮ってご参加願います。
日 時 : 平成29年4月8日(土)
9時より16時
場 所 : ツツジ鑑賞会 9時より自由登頂
- 大野コミュニティーハウス集合 岡山市北区大安寺東町23-21
講演会 13時30分より 大野コミュニティーハウス 2階 50名 申込順
演 題 : ①納豆と焼酎のちょっと良い話 倉敷芸術科学大学特任教授 須見洋行氏 ②―日本初の飛行機を作った医師-岸 一太 市久会 坪井 章氏
要旨 裏面
会 費 : ツツジ祭 無料(飲物・昼食など各自)
講演会 500円(資料代)
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講 演 要 旨
納豆と焼酎のちょっと良い話
倉敷芸術科学大学生命科学部 特任教授 須見洋行
納豆も焼酎も共に日本が生んだ発酵食品であり,効能のあることがわかってきた。
まず,納豆については,「腹中をととのえ,食をすすめ,毒を解す」と江戸時代の『本朝食
鑑』にも記載があり,明治初期にはコレラやチフスに対しても効果があると報告されている。
納豆には,このような抗菌物質の他にも最近様々な機能成分が見つかっている。血栓溶解酵
素ナットウキナーゼの発見を皮切りに,骨に必須のビタミンK2(メナキノン-7),抗老化物質ポリアミンあるいは免疫力を増すなどである。
一方,焼酎は泡盛と共に「血の巡り効果」がある。とにかく,少しは飲む方が良いよう
である。時間が許せばこうした本格焼酎の良さも交えてお話ししましょう。
―日本初の飛行機を作った医師-岸 一太
市久会 代表 坪井 章
岸一太は、明治7年大野村北長瀬(現 岡山市北区北長瀬本町)に生まれる。
明治26年第三高等学校医学部(現岡山大学)に入学。明治32年文部省から選ばれ、ドイツに留学。34年「ドクトルメディチーネ」の学位を授与された。35年総督府医院医長及び医学校教授に任命された。医学博士となり、11月に退職。関東軍督府技師兼満鉄大連病院長に任用3年勤務。院内に胸像を建てられた。露国皇帝より神聖アンナ2等勲章を授与される。
大正2年より東京都京橋区明石町に、耳鼻咽喉科医院を開設。富山県剣岳山中の池ノ平周辺に鉱山(輝水鉛鉱モリブデン)を開発し、1914(大正3)年ごろモリブデン鋼を使った素材でルノー70馬力発動機の試作を繰り返し、1915(大正4)年11月19日に試作に成功した。大正5年にはモーリス・ファルトマン1913年型機を模した機体に装着し、つるぎ号と名付けた。 東京都赤羽に民間航空機製作所を創設した。つるぎ号として6号機まで飛ばしたが資金難に落いる。中島飛行機などによりその技術は日本のゼロ戦に発展した。
大正12年9月1日未曾有の大震災で、東京、関東は甚大なる被害を受けた。帝都復興院が置かれ、技師として参画し、道路計画にも創意した。昭和12年に惜しむべく、脳溢血で他界された。