備前軍記11


NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第9回「官兵衛試される」は、信長の拝謁し播磨の攻略により毛利攻めの足掛かりの任を官兵衛に与られたところから始まった。

長浜で石田三成に信長に仕えることは命懸であると釘を刺される。早速、初めて竹中半兵衛に合いその資質が試されることになる。播磨の地侍を織田方に付ける策の具体策を聞かれ、御着の小寺、三木の別所、龍野の赤松を信長に拝謁させることを約させられる。

岐阜城では本願寺の攻略の軍議が開かれていた。勝家ら重臣の強行派に対して、秀吉は知略により毛利の本願寺支援を断つため播磨攻めと述べる。

官兵衛が御着城に戻ると、播磨を出たことがない政職は敵の領地を通るのが怖がっていた。小寺、別所、赤松3家で信長の合いに行くことで納得させた。

早速、三木城の別所長治は齢十八。ふたりの叔父の賀相と重棟が後見役として万事を仕切っていた。長治は織田につくのが最善の道と決めて、操り人形だった甥の豹変ぶりに、賀相と重棟はあ然とさせた。官兵衛は書状出をして「『人に国柄を貸すなかれ』。『六韜』という兵法書により君主は臣下に統治の力を貸してはならぬ」と道理を説いてた。

 一方、龍野城の赤松政秀は小寺への恨みが強く、官兵衛は争うつもりがないという意思表示のため丸腰で訪れた。赤松は備前の宇喜多に攻められている。織田につけばその利ははかり知れない。播磨の形勢を説き、若い広秀をすんなり調略した。

「信長が上洛する十月に合わせて京にのぼるように」と、秀吉からの文が届いたが、御着城主小寺は動こうとしない。大軍を引き連れた荒木村重が、信長の命で官兵衛の加勢に来た。半兵衛は以前から間者を放って播磨一円のことを調べていて、官兵衛を助けた。

天正3(1575)年10月に播磨3家が信長に合い、播磨は信長に靡いた。

翌年の4月、石山本願寺に大勢の一向宗の門徒が、親鸞の子孫である本願寺十一世法主・顕如の元に集結した。毛利の後ろ盾で決起した。

織田方についた黒田家では、一向宗の門徒である三人の侍女が城を去った。

英賀の港におびただしい数の船が押し寄せて来た。

☆   天正3(1575)年備前では、常山落城の年で、毛利と宇喜多とは和平の時期であった。

天神山城主浦上宗景は織田家と結んで直家を討とうと思い、直家も宗景を滅ぼして備前一円を掌中に収めようと企てていた。播磨の小塩に、浦上清宗の子で当時九歳になる久松という若者がいた。この久松は、官兵衛は妹の子と云われ黒田家で扶養しているところを直家は浦上の正統として奉り、岡山城に向え入れる。天神山城の宗景の追討に成功する。浦上美作守宗景の家は、代々赤松家の老臣で、『太平記』にもしばしば浦上・小寺と註記されている。殊に文和4年(1355)赤松則祐が備前守護職を賜ったとき、浦上はその守護代に任ぜられ、代々三石に在城した。

 なおそれ以前のことを考えると、播州古来の地侍であったようである。桓武天皇の時、播磨に移された蝦夷の浮因の長、去返公島子に、浦上の姓を賜ったことが『類聚国史』にみえるから、宗景の浦上家はその子孫であろう。

 このように古い家であるのに、このとき滅亡して、子孫は永久に断絶してしまった。

 浦上宗景の先祖並びに赤松家滅亡の事よると、また主筋の赤松家も、代を重ねるにつれて衰えていき、ついに秀吉公の時には、播磨の赤松が総介則房(刑部小輔範房ともいう)は阿波へ移され、赤松左兵衛広範は但馬の竹田へ移された。ともに一、二万石の地を領したのであろうか。その後、慶長5年(1600)の関ヶ原合戦のとき石田三成に味方したため、則房は同年10月1日大坂で切腹し、広範は11月29日因州鳥取で切腹した。広範には一男一女があったが、男子は出家して高野山赤松院の住職となり、女子は筑前黒田の家臣のもとへ嫁いだという。その子孫がどうなったかはわからない。こうして主従の家は共に滅びてしまった。(

宇喜多直家が播州に転戦の事によると、直家は宗景の領地を押領して、備前の国一円を治めるようになったが、まだ、かつて宗景に属した武将で、備前・美作の各地に籠城し、直家に服さぬ者も少なくなかった。しかし直家は、この領内の残敵の掃蕩はあとまわしにし、まず播磨小塩の赤松下野守を滅ぼし、その所領を併呑しようと考えた。

 そこで天正五年(1577)の春、岡山を発して片上に宿陣し、その翌日三石に兵を進め、さらにその翌朝には播磨に侵入し、直家の部将花房助兵衛職之らは鷺山で赤松軍と戦った。赤松勢は各地で防戦したが叶わなかった。備前勢は所々の砦を攻め落とした。直家は老臣岡平内に宇根の城(現赤穂市有年)を守らせ、また上月城その他の砦にも人数を配して守備させ、佐用・赤穂の両郡を奪って岡山へ帰陣した。

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