備前軍記6


NHK大河ドラマ「軍師官兵衛」第4回「新しい門出」は、越前浅井家に逃れていた足利義昭が全国の諸大名に三好を討ち上洛の誘いの訴状を送ったことにより、御着城主小寺と共に、家来の黒田にも訴状が来た。小寺の嫡子は赤子の若さで黒田に疑心暗鬼となる。

小寺城主の狩の下調べの時、播磨国印南郡(現在の兵庫県加古川市志方町)の志方城主・櫛橋伊定の娘お光に出会う。永禄10年(1567年)頃、櫛橋伊定の姉娘は目薬屋の黒田に嫁ぐのを嫌がり、妹のお光を養女とし、官兵衛に嫁がせる。その時、小寺官兵衛と名乗り、父より家督を譲られる。

 信長は美濃の稲葉城を秀吉の策にとり手に入れ、岐阜城とし、天下布武を宣言する。永禄11年(1568年)に越前の足利義昭を招き上洛を成す。

この頃、備前では明善寺合戦があった。 https://tsuboigenzaemon.wordpress.com/2013/03/20/%e6%98%8e%e7%a6%85%e5%af%ba%e5%90%88%e6%88%a6/

 これに至るまで宇喜多直家は、天文3年(1534年)、祖父・能家が島村盛実らによって暗殺されたとき、わずか6歳だった直家は父・興家と共に放浪の人生を送ったという。砥石城で能家が打たれ、父と共に鞆に逃れと云われているが、草戸千軒であったと思われえる。さらに、備前福岡の阿部禅定に匿われていたころ三村元勝の娘に一目惚れし、備中まで赴くが家柄が違うと見もほろほろに断られたところからとも云われる。

 黒田家”礎”の備前福岡に、永正8(1512)年に近江の黒田村(現、滋賀県長浜市木之本町)を追われた黒田官兵衛の曽祖父・高政と祖父・重隆が移住する。そしてこの地で黒田家再興の基礎を築き、父・職隆が生まれて間もなく播磨に移住し、官兵衛と子・長政の代には大名、大大名へと発展する。

備前福岡について長船町史で見てみる。

古代において、町域は邑久郡に属し、律令時代に設定された「郷」は、戸数を単位として定められ、もともと地理的な範囲や境界をさし示すものではなかった。中世の荘園・公領は、郷・保の内実はもちろん古代のものとは大きく異なっており、荘園と同様の性格をもつ。いまその分有状況を概観すると、この町城では中枢部はほとんど国衛領であり、荘園は周縁部に位置していた。

福岡庄は平安末期に成立していたが、平氏没落後は、平氏ゆかりの荘園ということで頼朝の管理下に入った。

福岡庄は全体のごくごく一部であり、そしてその古井村分の一部が、長船町に属している。謙倉時代の市が確認でき、また、刀鍛冶史料としても興味深い貴重な史料も含んでいる。古備前太刀銘文が残っている。

  備前国土師郷住(以下欠)/宝治二年戊中八(以下欠)

刀剣鑑定家の間では「古備前」といえば平安時代末期から鎌倉時代初期をいい、代表的な 刀鍛冶として実作も確認されている。この後、福岡一文字や少し遅れて吉岡一文字、そして長船鍛冶も一大流派を築くことになり、「日本刀の黄金時代」を形成する。

福岡一文字の刀鍛冶「鍛冶成宗」が、荘園内における鍛冶だとすると、鋤・鍬・鎌などの農具生産や修繕が考えられるが、その保有田地の面積をみると、押領使や「樋ロロロロ」がそれぞれ五反、四反であるのに比べ、その五倍近くも年貢が免除される控除分が圧倒的に多い。

備前福岡市については、鎌倉時代に作成された絵巻物の傑作『一遍聖絵』のなかに活写されており、大変有名である。一遍が、この地に布教に訪れたのは弘安元(1278)年の冬のことであった。絵の場面では吉備津宮神主の息子は従者二人を率いて一遍に襲いかかろうとしている。彼の妻が夫の不在中、一遍にすすめられて無断で出家してしまったことに怒り、一遍を追跡してきたのである。

「市」に関係する最も早いものとしては、正喜元(1257)、次いで、元弘3(1333)年の史料になると、はっきりと「市場」が登場してくる。市場の開設や運営にあたって、福岡庄の荘園領主が何らかの管理権をもっていた。福岡市というのはこれら福岡庄にいくつかあった市の集合名詞であった。吉井川と山陽道の交差するあたりの交通上の要衝にあった。

鎌倉後期の福岡庄には、新しく台頭してきた武士や農民たちの活動に、しだいに旧来の荘圈制の枠にはおさまらなくなってきた。もっぱら地頭吉井氏の力に頻って年貢収入を確保するのみであり、しかもその年貢額も大幅に減少していた。胎動は社会体制全体をも揺るがす大きな動きとなり、確かに南北朝内乱の時代へと向かっていた。

応仁元(1467)年、将軍足利義政のあとの相続問題で、応仁の乱が勃発した。いわゆる戦国時代である。備前統一に向かう福岡合戦が文明15(1483)年から翌年にかけての浦上方と松田方の攻防戦が起こっている。

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