5月 2010 のアーカイブ

墓地傾斜整地

2010年5月9日

墓地傾斜整地
 5月9日(日)は朝8時30分より白髭宮、及び日吉宮の各氏子が出て春夏の大祭前の除草、清掃が行われました。草は前もって除草剤を散布してありましたが、鍬で取り除き、大量の落ち葉を集め焼却しました。
 
 更に、10時より日吉町にある北長瀬共同墓地の傾斜整地作業がほぼ同じメンバーで行われました。この墓地は、昭和38年ごろの土地改良区画整理で墓地を集めて誕生しました。40年以上経過し、当初お互いに区割り墓地の地上げは控えようとのことでしたが、参道に水が溜まることより、すこしずつ盛り土してきたため墓地に水が入るようになり大分の墓地が新たに延石を入れ10cmほど上げてしまいました。
 元のままの墓地に水が入り、さらに高くしている墓地間の争いも起こっていて暗渠を入れる案も検討されましたが、今回共同して参道に傾斜をつけて整地することになりました。
 1%程度の傾斜をつけるのが望ましいのですが、中心部の従来の延石と端にある排水ピットとの高さの差は80~100mmほどしかなく、山土の透水性があるとは言え、片流れで0.3%しか傾斜がつけられません。
 計算すると、南北62m×巾2m×2本×厚さ2cm×高すぎる場所50%=約2.4リューベ(m3)が余ることになります。
好ましくは無いのですが、削り取った山土を、延石を越えて盛り土させてもらって中央部を高くさせてもらいました。硬くなった山土を削り取るのは大変な作業でした。
 
 翌日雨が降り、墓地の参道に多少の水溜りが見受けられました。水が溜まった周り、ないしその手前の土の削り取りが足らないことが分かります。
 南より東の参道
 
南より西の参道
 他の共同墓地を見ると利用規定を掲示しているところが多いため文案を作ってみました。

北長瀬共同墓地管理規則

1.組合員は、管理費として年500円を納入する。

2.お供物は、速やかに持ち帰ること。

3.掃除の献花・草などは、持ち帰ること。

4.除草・清掃に勤めること。

5.墓地には、樹木を植えないこと。

6.墓地を工事する場合は、連絡すること。

7.使用権は、区割面積とし、むやみに盛土しないこと。

北長瀬共同墓地管理組合

日吉宮の元の場所

2010年5月8日

日吉宮の元の場所
 北長瀬物語に日吉宮について次のように書きました。
 

大川の東の田圃中にあったお宮を新幹線基地の新設に伴い、昭和45年に現位置(北長瀬駅前)に移築した。ちびっこ広場と共に祭りなどで町内の中心となっている。

 『大野村誌』の日吉神社の項回には「本社は北長瀬東部宮の下に在って、在殿は東面して居る。一、祭神、江州日吉神社と同じで、大山咋命である。二、社地、一段九歩(旧社地は東西一八間一尺二寸南北一〇間一尺との記事がある)。三、氏子、北長瀬の内約二〇戸。四、社殿、一本殿、梁行、照尺。桁行、四尺。五、伝説、松田の宮と言い伝える又同社の南の道も松田の宮前の道と言うて居るので、松田氏の創建の説がある」と記されています。
  日吉宮の元の場所についてすでに定かでなくなっています。
終戦後大川が埋め立てられた土地改良区画整理前の昭和32年に航空写真が取れていて、避病院・日吉宮・旧大野小学校・大川・胡麻田地下道が写っています。その後新幹線基地が昭和45年ごろできました。この写真の上に最近の市街地図を合成すると、避病院の東西の道路と旧大野小学校と胡麻田地下道を結ぶ南北の道が交差し、更に少し東に入った所に北に入る参道があり、当時は竹と雑草に覆われた中に祠がありました。
 避病院も日吉宮も新幹線基地の下となっています。
 御南中学の佐藤勲先生の「あけゆく郷土」によると避病院あたりに大安寺の庄の南の堤防があったと書かれています。避病院当たりの東西の道は堤防のように広く小高くなっていました(車が入るためと思っていましたが)。
 奈良時代から平安末期の市久の保ができるまでの堤防であったかもしれません。室町時代に富山城を出城とし御津郡を統治した松田にとって、津高郡の吉備津彦神社の荘園の「市久保」あることは何らかの監視が必要であったかもしれません。あるいは時代はさかのぼり大安寺の庄の樋門を祀る場所が日吉宮であったかもしれません。
 ちなみに新幹線基地の北には観音寺用水の末流の雑用水となっていて大安寺の庄を潤し、さらに大川沿いに流れ、一久川ともつながっています。
 琵琶湖の畔の日吉大社は俗に「山王権現」といわれ、大乙貴神(亦の名を大国主神)を祀る西本宮と大山咋神を祀る東本宮を中心に、山王社21社(上・中・下各7社ずつ)が祀られています。
この日吉大社が京都の表鬼門に当たり、京都御所の鬼門「猿ヶ辻」と呼応し合っています。
さらに国家鎮護・方除けの神として祀られ、天台宗の比叡山延暦寺の護法神・加護神としても祀られています。
 江戸時代建立の中仙道の白鬚宮が同じ日吉大社を祀っているのと関係があるのでしょうか。
 

躍らされる政治家

2010年5月5日

躍らされる政治家
 表題の政治家が誰であるかは、思い当たる人は多いと思われます。民意は理想と欲望の塊かも知れません。
 人は火を見つけ、生活を豊かにしましたが、未だに持て余しています。そして、物質の本質を見つけ、原子力を手に入れても悪用のジレンマから脱していません。
 政治理論・経済理論につて語るべくもありません。
 話が飛躍しますが、自然とのハイブリド(融合)型の道を歩むより仕方ないのかもしれません。
 次の論説は学者が大衆をあおることなく、本質を探究することこそ眞の道が見えてくるということでしょうか。
 

拙速な地球温暖化対策を憂える

一科学者の責任は重大 

Makoto MISONO 御園生 誠 東京大学名誉教授日本化学連合会長

科学者と社会

 科学者が(技術者,人文・社会科学者を含めて),社会から敬意を払われ仕事の機会を与えられる根拠は「社会への貢献」と「倫理性」にあると考える。したがって,専門性を活かした判断や判断基準を社会に提示し,社会に正しい選択を促すことは,科学者の社会への重要な貢献であり,倫理,責務でもある。 その意味で,地球温暖化の問題は,科学者がその存在価値を示すよい機会であろう。なぜなら,気候変動に関する政府間パネル(IPCC)報告に見られるように科学者の影響力が大きい上,人類の行方を決めかねない重大な問題だからである。

対策のコストパフォーマンス

電気自動車はCO2削減効果があるか?

 次に,CO2削減技術を、 コストパフォーマンズの面かも検証する。太陽光発電で電気自動車を走らせれば,すぐにでも低炭素社会が実現すると思う向きもあるようだが,それは幻想である。「量的関係」と「時間軸」が間違っている。そのことを数値で示して,対策の優先順位について合理的な判断をすべきことを訴えたい。具体的対策のないまま,高い目標がもてはやされる風潮を見るにつけ一層そう思う。まず,量的関係であるが,現時点で,太陽光発電は世界のエネルギー消費量の0.010.02%を占めるに過ぎない。日本でも0.10.2%。日本で数十倍にしても,正味のエネルギー供給量もC02削減量も世界で見れば大した量にならない。それに引き換え,新興国全体で今後25年間に見込まれる排出量の増加は,日本の総排出量(世界の5%弱)よりひとケタ大きい(中国,インドの例を図に示す)。

 次にコストパフォーマンスを考えてみよう。太陽光発電はCO2排出が1kWh当たり53gで、電力平均の420gに比べはるかに少ない。しかし、発電コストは約 45円で(風力発電は約12円)、電力平均の約7円より ずっと高いので,C021トンの削減コストは,45-7) 円/42053g10万円/トンになる。さらに、太陽 光発電が普及すると、供給電力の平準化のため蓄電設備が必要で、そのコストは太陽光発電コストに匹敵すると言われる。仮に半分とすると約10515万円。 排出権取引相場が現在1トン約1,500円だから、その100倍である。他方,原子力発電のコストは電力平均 より安い。評価が難しい廃炉、廃棄物処理などを加えて,削減コストは排出権相場程度であろうか。

  このように太陽光の利用は将来的に期待したいが,大量普及するには現有の技術は未熟だと言わざるを得ない。拙速な普及より,21世紀後半の普及を目指して基幹的な技術の革新に力を注ぐべきである。

 次に,電気自動車の例として、電池だけで走るアイミーブを考えてみよう。担当する軽自動車は10km走るとガソリン約5,000 L (ガソリン代約50万円)を消費し,C02を約12トン排出する(ガソリン1Lから2.4 kg排出)。アイミーブではこれらが節約できる。しかし,10km走る電力のために発電時にC02が約4トン排出される。予定価格が約460万円なので,軽自:動車との価格差は約350万円(高価な理由は大量に積むリヂウムイオン二次電池)。これでCO2削減コストを計算すると,40万円/トン以上になる。他の削減手段に比べてはるかに高額である。

  これに加えて,製造時のC02排出がある。価格から考えてその量は相当大きい。日本のGDP約500兆円に対し約13億トンのC02が排出されるので,単純に言えば,350万円の価格差は約9トンのC02排出に相当する。もし、この値を採用すると、C02排出量はアイミーブの方が大きくなってしまう、(製造業の平均排出量だとさらに大きい)現段階では,削減効果から見ても優先すべき対策とは言えない。太陽電池と同様,じっくり技術革新(特に蓄電池)に取り組めばよい。蓄電技術は,変動する自然エネルギーの利用にも不可欠である。いずれも化学の出番が多い。

 同様に、削減コストは、安価なブラジルからの輸入バイオエタノル、先代プリウスともに約4万円/トンと試算される。もちろん,これらは,およその値で,かつ、将来は安くなる可能性がある。また,大量普及によっても変わる(増減両方の可能性)

 環境の維持にどのくらい費用をかけるのが妥当なのか。また,経済性だけで判断してよいのか,などの問題は残るが、あまりにコストの高い対策は優先順位を下げた方がよい(通常,C02排出量はコストとともに増加)。他の諸対策についても同じようにコストを試算して北較することが有益であろう。

 コストパフォーマンスの議論は机上でやっても埓が明かない。実績に基づいて決着をつけるのがよい。ちなみに知人のオール電化住宅では,15年前に設置した太陽光発電設備の15年間の実績が,買電量:発電量:売電量≒10 :3 :1だそうである。

 

化学と工業Ivol.63T5 Moy 2010

 

 

ベンガラ塗り3

2010年5月2日

ベンガラ塗り3
 江戸時代末期に立てた当時の外観を再現するころはできませんが、外壁の一部が雨風にさらされること無く、また屋内のように煤がついたり、油でふきあげることも無く20年近く経過した部分が残っていました。
 薄い朱色で華美な色合いでなく自然と木となじんだ色にベンガラが塗られていました。埃を振り払い、濡れ雑巾で拭いてみました。