有機薄膜太陽電池
有機薄膜太陽電池
岡山県とNEDO九州支部の主催の新エネルギーセミナーにおいて、三菱化学のOPV事業推進室の山岡弘明統括部長が「有機薄膜太陽電池の開発と今後の展望」と題して講演がありました。(講演要旨はSkyDrive)
次世代の太陽電池として期待されている薄膜系は特許戦争が一段落し、実用化競争となっています。
有機薄膜固体型として5.7%を達成し、15%の変換率を2015年に目標を達成するスケジュールができているそうです。p層にベンゾポルフィリン、n層にフラレーン誘導体を使い、中間層のi層に着目し光分離・電荷分離性能の向上を目指しています。フラレーン誘導体は人工光合成近似物質として着目されていたものです。無機質半導体を除いて、電荷移動と消滅が課題でさらなる実用化には課題が残ると考えられます。
上市すると、オランダの風車の帆布を張るように縦軸中心に回転風車とすると太陽光と太陽の方向の地熱の上昇による風を利用すると風を電気に変換できます。まさに樹木、トウモロコシの光合成の再現です。変換効率、耐久性がシリコーン系に比べて低くともリサイクルシステムと組み合わせると原子力発電より安く電力を供給できる可能性があります。
抜本的、技術革新によって地球温暖化問題をに乗り越えることが可能になります。
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